鳥インフルエンザ対策にも加湿やタミフル

鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスによる鳥類の感染症であり、アヒルや鴨などの鳥類の腸管で増殖し鳥類の排泄物を媒介として感染する感染症です。
鳥インフルエンザは、人に直接感染するケースは非常に稀であり、万が一感染しても人から人への伝染は更に珍しいケースとされていますが、人の1,000倍以上の変異を繰り返す為、過去に何度も人から人に感染する新型インフルエンザが発生し甚大な被害を出しています。
インフルエンザウイルスは、感染者にもよりますが一般的に体内での寿命は長くて7日から10日とされ、空気中では低温で低い湿度ほど生存率が高くなるとされています。その為、この感染症のウイルスは、室温が32度、湿度60%を超える環境下でのウイルスの生存率は0%と生息出来無い事が実証されており、温度の低下よりも湿度の低下の方がこの感染症のウイルスの生存率を高くするとされています。その為、人や鳥インフルエンザ対策として、加湿器による加湿は有効性があります。
タミフルは、2004~2007年の鳥インフルエンザや2009~2010年の豚インフルエンザの世界的流行の際には、世界保健機関必須医薬リストに載せられ、実際にタミフルなどのシリアダーゼ阻害薬を感染後48時間以内に投与された患者の死亡率は約25%前後低かったと有効性が認められ、鳥インフルエンザの原因となるA型やB型インフルエンザ感染者の治療薬として処方され、世界各国でパンデミックの備えとして備蓄されています。
タミフルは、シリアダーゼ阻害薬に分類される抗ウイルス薬であり、スパイクタンパク質のシリアダーゼに作用する事でウイルスに感染した細胞内で増殖したウイルスの遊離を抑制し、ウイルスによる発熱などの症状の発症を遅らしたり、症状の悪化を抑制する効果があります。又、インフルエンザの予防薬としても有効とされ、高齢者や持病保有者に処方されています。