タミフルがあれば予防接種は不要なのか?

毎年12月から3月、長いときには5月近くまで猛威を振るうインフルエンザウイルス。予防接種は10月頃から各医療機関で始まります。一口にインフルエンザウイルスといっても、タイプは様々でどのタイプがはやるのかは実際その時期になってみないとわかりません。流行時期は受験や人生の節目となる時期にあたり、小児や老人では重症化する場合もあるため、近年予防接種は活発に行われています。予防接種とはあくまで免疫力を鍛えておいて、同じタイプのウィルスが来ても戦う戦力を体に蓄えておく、症状を軽く済ませるもので、目的は重症化の予防です。また、予防接種を打って1か月くらいたたないと、免疫効果はありません。4か月くらいたつと免疫力も徐々に弱くなってしまいます。春先にインフルエンザが再度流行りだすのは流行る時期の型(A・B)の違いもありますが、予防接種の効果が切れるころだとも言われています。そして実際罹患した場合には、早期薬物治療が有効だと考えられています。タミフルなどの薬物を、罹患初期に投与することで、重症化を防ぎ回復の一助となりますが、罹患後時間がたつと初期のころよりも自覚的効果も低く感じます。人間にはもともと自己回復力も備わっています、薬や予防接種はあくまでその力を強めて予防したり、働きやすく助けることが目的なのです。結果予防接種は流行しだす時期よりも前に打てなければ予防効果は低いですし、タミフルなどの薬物治療も的確な時期の異極めが必要です。また、高熱が出たといってもインフルエンザかどうかの判定は医療機関でないとおこなえません。予防接種・マスク手洗いうがいの習慣化・自己免疫力を上げるための規則正しい生活と休息・罹患が疑われる場合の確実な受診・インフルエンザと診断された場合のタミフルなど薬物治療と副作用の観察など、すべてが備わってはじめて効果的な対策と言えるのではないでしょうか。