タミフルの服用期間と完治までの流れ

インフルエンザウイルスに感染すると、すぐには症状が出ずに、1~2日間の潜伏期間を経て、38度以上の急激な発熱、全身の倦怠感や食欲不振が強くあらわれ、遅れて喉の痛みや咳、鼻水といった呼吸器の症状が出ます。人によっては腰痛や吐き気などの消化器系の異常もあらわれ、風邪に似た症状ですが、全身に急速に異常が発生するところが違います。潜伏期間でインフルエンザを確認することは不可能なので、症状があらわれてから病院で検査を受けることになります。通常はインフルエンザ用の検査キットを使用して確認し、陽性反応が出た場合に限り、医師から治療薬であるタミフルを処方してもらうことになります。この時点ではタミフルの効果が発揮できると言われる発症後48時間以内ですので、5日間分の治療薬を飲みきって安静にしていれば、まず間違いなく完治します。インフルエンザの発症期間は通常では7日間程度と言われていて、タミフルによってウイルスの繁殖を抑えることができれば、症状の緩和および発症期間の短縮で1~2日ほど短くすることができます。つまり、タミフルによってインフルエンザの発症期間は5日程度まで縮まるということです。間違えてはいけないのが、発熱が治まってもウイルスはまだ生きており、他の人に感染させる可能性があります。発症から3日程度で熱が下がってもタミフルの服用は止めずに、最後まで飲みきるようにします。また、熱が下がってから数日は咳が止まらない状態が続くので、完治したという基準が難しい場合は、咳が収まるのを目処にすると良いようです。どうしても心配な場合は、再び病院で検査を受けるといいでしょう。1週間経っても症状が改善されない場合は、ウイルスが耐性を持っており、タミフルが効いていないおそれもあるので、再び病院で医師の診察を受けるようにします。